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新聞社社会部教育担当者様

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2018年6月24日「第30回語る会」、7月15日「先生の駆け込み寺例会」を終えました。

 2004年から15年にわたり、連綿と続けて参りました。現職教員を退職した60代のメンバーがあつまり、ああでもない、こうでもないと、右往左往しながら無い知恵を絞り、ようやく趣旨、名称、規則的なものなどを相談し、発足させました。その初回の「相談の場」のことは、忘れることはできません。早めにスッタフが会場に着くと、すでに数人の方が待っておられました。あわてて会場づくりをし、場所ごとにスタッフがすわり、待っておられた方に挨拶もそこそこに応対を始めました。

 ご両親と一緒に来ておられる若い先生、おつれあいを伴って来られた方、他にもそれぞれ「問題」を抱えて来られていました。取るも取りあえず、話をお聴きすることを始めました。

 最初は下を向き、顔色も青ざめておられるように見受けられた方も、すこしは顔もあがってきて、帰っていかれました。それから、何度も足を運ばれた方もいます。

 また、家族と言っても母親しかいない、その親を郷里に残し都会の学校で勤務していた方ですが、夏休みも忙しくて郷里に帰られなかったうちに、母親が亡くなられました。以来、母親がいなくなった以上、生きている意味はない、死にたい死にたいと言い続けていた方もいました。

 発足して翌年の2月の例会で、これかでに休職体験をもっている現職の先生にゲストで来てもらいました。その折には、20人の方が参加されました。その先生は「先輩の養護教諭の方が心配して相談に乗ってくれた。そのことが今の私にとって大きなことでした」と。その養護教諭の先生も、その会場に来ていらっしゃいました。十数年まえのことでありながら、鮮明に覚えているのです。こうした忘れられないことが、その後も何度もあり、スタッフは「相談に乗っている自分たちの方が勉強させてもらっている」という実感をもちつづけて来ました。

 また、ここ近い年月に何度も足を運んでくださった先生は、職場におこる理不尽なありようを、手元でメモにし、管理職にも提起する粘り強い取り組みを続けて来られました。が、その最中に、大きな病気を発症し、あわやというところで「一命をとりとめる」ことができました。

こういったケースを受けとめるうちに、「教職という仕事は、命をかけた仕事なのだ」と、わが身に引き据えて厳粛に受けとめることとなりました。

 今や、学校をめぐるさまざまな問題、課題はいっそう深刻の度合いを増しているといっても過言ではないでしょう。私たち「駆け込み寺」のスタッフは、「15年やってきた、これで終わり」とせず、形を変えて継続した取り組みをしていくつもりです。とはいえ、スタッフは全員70代、一番年長は80の声を聞きました。これまでのようには続けていけない、それが今回一区切りつけるという事態になったのです。

 各新聞社社会部・教育担当におかれましては、どうか今後とも「学校、学校教育」に関心をもっていただき、時に記事にしていただけたらと願っています。長い間お世話になり、ありがとうございました。

                                      主宰・下橋 邦彦 拝


 

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