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コラム コロナ禍に想う
◆毎日新聞「金言」
※毎日新聞「金言」(小倉孝保論説委員)
母さんからの手紙
米シカゴのエリザベス・ガーツさんは、第二次大戦中、三男のフランクさんに宛て何通もの手紙を書いた。
<胃の調子はどうですか。食べるものにちゅいしてください><(喉の伊丹には)お湯とヨウ素の薬を使うのよ><帰ってきたら、子牛のステーキにしましょうね>
三男は1943年18歳で徴兵された。陸軍航空隊に所属し、フロリダで操縦訓練を受けていた。母の楽しみは息子からの手紙を読むことだった。
<手紙を受け取りました。1000年も待っている気がします><何をしているのでしょうか。もっと教えてください。食事はどうですか?>
所持金を盗まれたフランクさんから、SOSの連絡を受けたこともあった。
<送金しました。(それとは別に)この手紙に10ドルを同封します。ベルト付きの財布にしまっておいてください>
エリザベスさんはルーマニア生まれのドイツ系移民で、ドイツ語を母語にしていた。息子は敵国後の手紙を受け取るのを嫌がり、英語で書いてくれと頼んだ。
公教育をほとんど受けていない彼女は、当時英語が苦手だった。夜遅くまで英独辞典を引きながら一語一語、書いた。文法、スペルに間違いは多くとも、行間からは母の思いが伝わってくる。
いよいよ訓練を終え、息子は近く戦地に送られる。<もう、私たちはあなたを助けることも、手紙を書くこともできなくなります。ポケットには少しのお金しか入れないように>
フランクさんは44年、イタリア戦線に送られ、爆撃機を操縦した。終戦後の45年10月、帰国することなく病死している。その後、送られてきた手紙には「故人」のスタンプが押されてあった。
孫が2003年、車庫に眠っていた手紙を公開して話題となる。米軍は当時、イラクやアフガニスタンに多くの若者を送っていた。
ロシアがウクライナに侵攻し8か月半が過ぎた。プーチン露大統領は予備役を動員し、武器の扱いに不慣れな若者をも戦地に送っている。
親の不安はいかばかりか。身体を壊していないか、仲間とうまくやっているだろうか、寒さに凍えているのではなかろうか。
ロシア、ウクライナ双方とも、親は武勇伝など望んでいない。とにかく生きて帰ってくれと願っている。たった一人の独裁者の決定で、何十万のエリザベスさんが生まれている(2022.11.11)
○
国の、独裁者の一方的な「戦争」加担によって、息子たちは戦地に送られ、戦場で死ぬか、捕虜になるか、病死するか、いずれになっても「たった一つの命」が戻ってこないのだ。エリザベスさんの母親としての「思い」は、すべての親に共通する。生きて帰ってきてほしい。たとえ傷ついたとしても命さえあれば「母はなんとしてもあなたを助けるよ」との思いを、何通もの手紙に託したのだ。
与謝野晶子の「君死に給ふことなかれ」の叫びは、今日においても、母親に共通した願いであることをこの「金言」のエリザベスさんの手紙が伝えている。
(琉球新報2022.11.9-沖縄滞在の最終日)
良龍さん理想の母を絵本に うるま
「お母さんやっぱり大好き」
読み聞かせで子らにエール
=沖縄県内の小中学校で読み聞かせボランティアをしている翁長良龍さん(53)が実体験を基にした絵本(新星出版)を上梓した。「ぼくがおかあさんにしてほしかったこと…それはとくべつなことではなかった。」ぎこちない子どもの文字で書かれた冒頭の文には、母と過ごした思い出が少ない良龍さんの願いが詰まっている=(以上、リード文)
父母の仕事が忙しく、生後3カ月ごろから祖母に育てられた。数少ない母の記憶も「絶対できない」「絶対無理」と不定された言葉が多い。高校卒業後、周囲に反発を繰り返し、自ら人間関係を壊していったという。「うまくいかないことを母のせいにした。母を困らせて甘えたかったんだと思う」・・・「憎んでも何も始まらない」と30代半ばで変わろうと決心。「どん底の時もそばにいてくれた」と妻の和美さんにも感謝は尽きない。 (以下略)[那覇市のジュンク堂書店にある](書写・コメント 下橋邦彦)
※わが心の賛歌
喫茶「きのう・今日・あす」を讃える詩
ここは淡路界隈の
とある一角にある喫茶店
思いドアには「オープン」の札が
一番奥に坪庭あるのもめずらしや
それも目に入らぬにぎわい
きのうの大雨 たまには閑散
きょうの晴天待ってましたと
常連さんのお出ましだ
無尽蔵に出てくる知恵袋
饒舌もほどほどにね
とどろく声長引くも
控えめにお願いしますよ
腰の思い御仁中央席にどっかりと
かと思いきや
口からポンポン戯れ言飛びだす
御仁の軽口 客人の笑い
仲睦まじいお二人さん
朝の仕事を終えての一休み
悠々自適の浮遊人生 今いずこ
スマホで検索うわさをきいて
やってくる客もまた笑顔
なつかしい映画音楽ひそかに流れ
客対応に追われる仕事人 てんてこ舞い
やわらかな物腰物言い
ときに和服を召して
あでやかさなまめかしさ
このお店ランチなしで
いまはモーニングサービスのみ
それでも静かなムード楽しみに
やってくる客人
ギターにウクレレ
いつ塩蔵始まるんやろ
と隅におかれた楽器がもの言いたげ
まぶしい光に照らされて
今にもライブはじまる気配
そのいつドアをツンツン叩き催促
好物まくと一斉にくちばし入れる
鳥の世界も強者弱者ある模様
ゆったり過ごす
客人の楽園
淡路界隈のオアシス
(もう一軒OASISがあるが)
やっぱりここのオアシスは最高
ここは動物愛護の精神で
ポスターはりだし
よびかける
猫たちも鳥たちも
居心地よい楽園
壁には絵画に写真と
所狭しとならんでる
スペース欲しやとひそかにおもう
ここは別の顔もあるのよと
「美しい日本語の会」例会場所
何やってるのと尋ねる女性(にょしょう)も
どうぞ客人
「日本語の会」もよろしくね
きのうも来た
今日もいくで~
あすもきっとな
毎日来ても 決してあきない
商い上手な
店の方
きのう来たけど
きょうもまた足向け
明日もあさっても
よろしくお願い申します
戯れ歌・作詩~下橋邦彦
2022.5吉日(10月改訂)
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